ゲームする期

ゲームに育てられた30代男性が、レビューを中心に書いています。

【日記】めちゃめちゃ久しぶりに【ルナティックドーンオデッセイ感想】

ご無沙汰しております。すっかり更新を怠ってしまいました。

前回の記事を書いたのが3月末で、世の中がバタバタとしている中、いささか意気消沈してしまっていました。

 

で、なぜかその期間に古いゲームを大量に遊んでいました。

今回はその中から「ルナティックドーンオデッセイ」を紹介します。

画像はありませんが、なんと実況しましたので良ければこちらもご覧ください。


【01】ルナティックドーンオデッセイ【初見実況】

 本作は1999年にプレイステーション向けに発売され、現在はゲームアーカイブスでも購入することができます。

 

どんなゲーム?

本シリーズは自由度の高いRPGということで一部には知られています。

現在こそ自由なゲームは増えましたが、特定の目的に縛られずプレイヤーが物語を描くような作品は当時ではまだまだ数少なかったものと思います。

 

とはいえ、「どんな人生でも歩める」というのは少し違っていて、

パラメーターは得てして画一的な上げ方になるし、戦闘もかなり大味なシステムなので、戦い方に幅が出るわけでもない。また、恐らくエンディングの数も多くないので、ゲームの目的は自然と限られてきます。実際に僕もプレイ中に「することがない」と思ったことが何度もあります。

 

限られた技術の中で見いだせる「自由度」

現在の価値観で「自由度が高い」と言われれば、基本的にはインタラクト出来るものが多いとか、システムに干渉出来る度合いが大きいとか、そういうことを指すと思います。

本作にはそのどちらもありません。しかし、クリアした時、僕は自由度を感じていました。ストーリーを捏造する自由度を。

 

本作にはストーリーらしいストーリーもなく、旅の中で出会う人物は大半がランダムなモブキャラです。しかし全員に名前とパラメーターが設定されており、これまたランダムな好感度によって仲間に誘えたりします。

旅路で襲い掛かってくる盗賊も、人数や装備、強さはランダム性が強く、序盤はバンバンやられますが上手いこと強い装備を奪えれば一気に旅が楽になります。

こうした、通常のゲームでは作業とすらいえるような、会話や戦闘のひとつひとつが、このゲームにおいては重大なストーリーイベントなのです。

 

例えば僕の実況内で起こったことですが、

・良い伴侶を求めている旅人「ルジュナ」と出会い仲間になる

・美人キャラ「ソフィア」が仲間になる→年齢がまさかの68歳

・自宅を構えソフィアと結婚することに→ルジュナからのご祝儀わずか400G(はした金)

・ルジュナと袂をわかつことになった後、ルジュナとそっくりな「ジーザス」に出会う。彼は酒場で飲んだくれて泣いていた・・・。

 

ご祝儀の金額はランダムじゃないのかもしれませんが、それぞれのイベントが互いに全く連動していないはずなのに、ルジュナのキャラがめちゃめちゃ出来上がっています。

勿論、プレイヤーの想像次第なんですけど、こういう余地がある出来事が沢山起こって面白かったです。

 

今やっても楽しめるか

現代ゲームのイメージは一回捨てないと厳しいと思います。不親切なUI、味気なさすぎるイベント、大味な戦闘など、やっててしんどかった部分は沢山あります。

でも、EDまでプレイすれば絶対プレイヤーによって違う冒険が待ってるのは確かです。

ISDN時代とかのゲームプレイ日記とかが捗ること間違いないでしょう。

 

で、10時間ほどで割とサクッと終わるので、プレイしてみる価値は十分あると思います。

ツッコミどころの多いゲームが好きな人にはお勧めです。

 

 

ARTDINK BEST CHOICE ルナティックドーン オデッセイ

ARTDINK BEST CHOICE ルナティックドーン オデッセイ

  • 発売日: 1999/12/02
  • メディア: Video Game